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ファスティング準備期の食事について

ファスティング準備期とは、ファスティング(断食)期間にそなえて身体を慣らす日数をいいます。

突然ファスティングをスタートすると、あなたの身体に様々な負担が掛かり拒絶反応を起こす可能性があります。なのでウォーミングアップをおこなう期間です。

準備期の日数はファスティングをおこなう目的により変わります。

ここでは私が指導する一般的な3日間ファスティングの場合で説明します。

3日間ファスティングとは、3日間のファスティングをおこなうという意味で、この前後に2日間の準備期間と2日間の回復期間を設けます。

ファスティングをご提案する際に説明しますが、通常○日間ファスティングと言えば前後に2日または3日の準備・回復期間が追加されると思ってください。

ただしこれは健康な状態で毎日排便がある方です。
便秘気味のかたは、カウンセリングにより準備期間を1日追加することもあります。

それはファスティングに入るときの腸の状態が大事だからです。できる限り腸内の消化物が少ない方がファスティングが楽に行えます。

日頃から便が出ないかたは、準備期の食事はなのでとても大事です。

準備期におすすめの食事

ファスティング前に身体をならして腸内環境を整えておくことは、身体のリセットのために重要です。
トップページの動画で説明しているように、《マゴワヤシイ》食事とできれば白米より玄米を食べてください。

●マ :豆類、納豆、豆腐など
●ゴ :ごま、ナッツ類などの種子
●ワ :わかめ、ひじきなど海藻類
●ヤ :野菜類 ※特にタマネギ、キャベツ、ブロッコリ、ニンジンは食べてください
●サ :小魚 ※魚は動物性タンパク質なので出汁は良いですが身は食べない
●シ :椎茸、なめこ、マイタケなどのキノコ類
●イ :サツマイモ、ジャガイモなどの芋類


をバランス良く食べましょう。
食事量は通常の8から7分目を目安に、良く噛んで食べてくださいね。

私はこの準備食期間に、動物性タンパク質を摂らない食事をすすめています。
それは出来るだけ消化に負担をかけさせないことを目的にしているからです。

他のファスティング指導では魚も食べて良いといわれますけどね。

準備期にすすめない食事

●肉や卵など動物性タンパク質 魚も勧めません
●高脂肪のもの 揚げ物
●白い食品:白砂糖、小麦粉など
●マーガリン、バター類 
●パン 
●人工甘味料を含む食材
●食品添加物の多い食材
●嗜好品 :カフェインやアルコール類、タバコ
●市販薬

などは可能な限り摂らないでください。
持病があるかたや投薬治療中の方は、カウンセリング時にファスティングを勧めないこともあります。