毎日暑いですね。
皆さんは、夏バテは暑い所にいるから起こると思っていますか?
「夏バテは暑いからなるんでしょう?」と聞かれることがあります。
たしかに暑さは関係しますよね。
でも涼しい部屋にずっといるのに
●食欲がない
●だるい
●夜、よく寝付けない
●肩こり むくみが辛い
●イライラする
●お腹の調子が悪い
●やる気が起こらない
などなど
こんな症状にお悩みならそれは【夏バテ】です。
夏バテは簡単にいうと《自律神経の乱れ》です。
なので室内外の温度差や栄養不足などが、夏バテの要因になります。
厚生労働省の資料によると、夏バテとは、
●体内の水分・ミネラル不足で脱水症状になる
●暑さによる食欲の低下で栄養不足になる
●暑さとエアコンによる冷えの繰り返しで体温調節が乱れる
で起こる症状とされています。
夏バテ解消法
自律神経の乱れが要因ですので、何で夏バテが起きているのか原因対策がポイントです。
① 水分不足の場合
私達の身体は、1日2400mlから2800mlの水分を排泄しています。
なので同量の水分を補給する必要があります。
食事と体内で作り出す水分量を引くと、約1500mlは飲料で補うことになります。
食事量が少ないとその分も必要になります。
イラストは成人のもので子供は65%、高齢者は50%~55%の体内水分量とされています。
1度に水分を摂るのではなく小分けにして飲むことをすすめます。
その際はノンカフェインの麦茶やルイボスティなどが良いですよ。
② 栄養不足の場合
暑い時期は冷たい物やのどごしの良い物を食べたくなりますよね。
冷麺やそうめん・そばなど炭水化物に偏った食事になりがちです。
また汗や尿からビタミン・ミネラルが出ていき栄養バランスが乱れやすくなります。
とくにビタミンB群が不足すると疲労感やエネルギー不足を感じやすくなります。
卵や大豆製品・肉・魚などのタンパク質と緑黄色野菜でビタミン・ミネラルを補給しましょう。
このとき食欲を増進する、ミョウガ・シソ・ネギ・生姜などの香味野菜や香辛料を一緒に使うのをおすすめします。
レモンや酢橘やお酢なども食欲アップになります。
③ 冷房バテや運動不足の場合
室外と室内との温度差で体温調節をおこなう自律神経が失調している場合や運動不足などで筋肉の筋ポンプが衰えて血行が悪い場合は
筋肉を動かす体操やマッサージやお風呂に入る。
整体や指圧など外側から筋肉・靱帯を動かして血流を良くする。
ファスティングで内臓を休ませるなどが解消方法としておすすめです。
ファスティングが夏バテに効果的なわけ
夏バテは自律神経の乱れです。
特に②栄養不足の場合は、胃腸の消化酵素や全身の代謝酵素を作るタンパク質やビタミン・ミネラルが不足して、酵素の働きが低下することでさらに夏バテが深刻になります。
そこで短期間のファスティングをおこなうことで、胃腸を休ませ身体の代謝を整える側にまわすことで夏バテから回復するようにします。
ファスティングは
・腸内環境を整える
・身体のエネルギーを作るミトコンドリアを元気にします
・代謝が回復する
・内分泌を整える
などのメリットがあります。
なので、ファスティングを夏バテ対策として行う方もじつは多いのです。