ファスティングにも役立つ栄養ネタ
たんぱく質は身体を作る材料で、アミノ酸に分解されます。
アミノ酸がたくさんつながったものが《たんぱく質》なのです。
私たちが食べるたんぱく質は、植物性と動物性があります。
三大栄養素のうち、脂質・糖質はあまった分を身体の中に貯蔵できます。
たんぱく質はアミノ酸に分解された後、あまったものは貯蔵しないで、
●脂質・糖質の合成
●エネルギーに変換
●アミノ酸の再合成
に使われて、本来のたんぱく質の役割、身体を作る目的には使われないのです
なので、たんぱく質は毎日摂る必要があるのですね。
植物性たんぱく質と動物性たんぱく質の違いは
つながっているアミノ酸の種類に違いがあります。
たんぱく質はたくさんのアミノ酸がつながっていると書きました。
私たちが身体の材料として使うアミノ酸は20種類です。
20種類のうち9種類は身体の中で合成出来ません。
なので9種類を《必須アミノ酸》残り11種類を《非必須アミノ酸》とよびます。
植物性たんぱく質は必須アミノ酸を含まないものが多く、逆に動物性たんぱく質は含みます。
なので植物性と動物性を食べることは、後に書いたアミノ酸の桶理論にも関係してきます。
アミノ酸の桶理論
アミノ酸の桶理論とは、1つの必須アミノ酸を1枚の板に見立てて9枚の板で出来た桶に例えた理論です。
すべての必須アミノ酸が足りていれば桶の板の高さは同じなので、中に水を入れてもこぼれません。
どれか1つでも不足していると、板の高さが低くなりそこから水がこぼれます。
つまり桶の中の水が溜まる量しかアミノ酸は有効利用できない。
なので必須アミノ酸はバランス良く摂ることが重要になります。
これを《アミノ酸の桶理論》といいます。
アミノ酸スコアを目安にしょう
必須アミノ酸がバランス良く含まれているのが、良質なたんぱく質と言われるので、それを計る基準の数値が《アミノ酸スコア》とよばれるものです。
身体で必要な必須アミノ酸量と食品に含まれる必須アミノ酸を比較して、各アミノ酸の比較割合の最大値がその食品のアミノ酸スコアになります。
最大値が100を超える場合はスコアは100です。
肉類・魚類・乳製品・ナッツ類はスコア100のものが多いです。
最近は、このアミノ酸スコアを表示しているものも多いので参考にされるとよいですよ😀
アミノ酸スコアが低い食品でも高いものと組み合わせることで改善出来ます。